海野しぶきブログ 親二人、無事に見送りました

アルツハイマーでゆっくり逝った義母といろんな病気で慌てて逝った義父の介護備忘録

わが家のひきこもり娘がターミナルケアのおばあちゃんを見舞うと決心しました 〈元の記事は2017/07/22〉

不登校やひきこもりの子どもがいるご家庭ではあるある話ですが、ここのところうちの娘は昼夜逆転がさらに逆転していて、朝から起きている日が10日くらい続いています。

その日もテレビの前の定位置で朝食を食べながら、
「ママ、今日はどうすんのー?」
と聞いてきました。

「ん?今日はねぇ、まずおじいちゃんちに行って郵便とか留守電とかチェックして、それからおばあちゃんのお見舞いして、その後はおじいちゃんの病院に洗濯物届けに行くよ。」
と言いました。

そしてふと思いつき、軽い気持ちで
「おばあちゃんとこ、一緒に行ってみる?」
と娘に尋ねてみました。

すると娘は
「うーん、わかんない。」
と言うので、
「わかんないならいいよ。予定通りママだけ行ってくるから。」
と言い、この話はおしまいとしました。


昨年のちょうど今ごろのブログで、娘がおばあちゃんのお見舞いに行けなくてフリーズした時のことを書いていますが、それ以降、うちでは娘をお見舞いに誘うのはやめました。

【その記事がこちらです↓】

oyamiokuri.hatenablog.com

先月、おばあちゃんが看取りの時期に入ったことを知らせた時も、お見舞いは娘の意思に任せると伝えていますから、(まぁ、今日はなし、というか多分この先もなし!)と改めて思ったわけです。

それから少しして、娘は洗面所に入って行きました。
私も何かを取りに洗面所に行くと、鏡の方を向いていた娘が、私の方にくるっと向きを変えて、急に泣き出しました。

あまりに唐突で意味不明な出来事に、私の方が慌ててしまいました。
「ナニ、ナニ⁈ どうしたの?何かあった?」
娘は、頷きもせず、首も振らず、何もしゃべらず、嗚咽しています。

私が「おばあちゃんのこと?」と聞いても反応がないので、
「友だちと名古屋行くことで何かトラブル?」
と聞きましたが、こちらも反応ありません。

「何だろう?」
「察しろってことよね。」
「ゴメンね、察するのがヘタで。」
などと言いながら、あれやこれや考えていましたが、娘の顔を見ていたら、こっちまで涙がポロポロ落ちてきてしまいました。

「ママも泣けてきちゃった。涙が移ってきたってことは、やっぱりおばあちゃんのことかな。そうだったらギュウして。」
と言ってみると、娘が私に抱きついてきて、おいおい泣き始めました。

私も胸が熱くなって、2人で抱き合って泣きました。
「そっか、そっか。このまま会わないでいたら、後悔しそうな気持ちになったんだね。」

娘のほっぺを両手で包みこみながら、
「じゃあさ、怖いと思うけど、今日は頑張って行くことにしよう!おばあちゃん見たらびっくりして泣いちゃうかもしれないけど、最後にちゃんとお別れのあいさつして、ありがとうって伝えてこよう!」
と言いました。


考えてみたらこれ以上ないというくらい、タイミングとしてはぴったりなのです。
朝から起きていますから、お昼くらいには出かけられますし、たまたま前日に入浴しているので、最小限の支度で済みます。
出かけるのも私と2人ですから何の気遣いも要りません。
なんなら、お見舞いのあとは娘の食べたいソフトクリームとか、スタバとか行ってもいいし、お昼ごはん食べてもいいし、買い物もできるのです。


そんなことも話しながら、
「慌てるとまた辛くなっちゃうから、今から2時間後の12時半に出ることにしよう。それだったらゆっくり支度して大丈夫だから。」
と言うと、ちょっと緊張気味の様子の娘もようやく声を出して
「うん、それくらいならたぶん大丈夫。買い物もしたいから、スーパーみたいなとこ寄りたい。」
とのこと。


それから、私は自分の支度を再開したのでした。

11時半、義父宅での所用を済ませるため、私だけ一旦家を出るので、娘に声をかけました。
すると、なんと娘、緊張したのと泣いたので眠くなってしまったらしく「今から30分寝る」と言っています。

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これまでの1時間もずっとベッドにいたので、休んでいるように見えたのですが、それはどうやら頭が大忙しだったようで、休んではいなかったんですね…。

「30分でしたくするから、12時に目覚ましセットした。」
と自分で決めているわけですし、あとは任せるしかないんですよね〜。

というわけで、長くなりますので、この続きは次回に書くことにします。

では、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。  

不登校やひきこもり、発達障害の子と無縁の人には何が何やらわからない話だとは思いますけど、この話、もう少し続きますのでよろしくお願いいたします。