海野しぶきブログ 親二人、無事に見送りました

アルツハイマーでゆっくり逝った義母といろんな病気で慌てて逝った義父の介護備忘録

ひきこもりの娘が余命わずかな寝たきりの祖母をお見舞いした後の話 〈元の記事は2017/07/24〉

前回からの続きです。
【こちらが前回の記事です↓】

ひきこもりの娘が、認知症末期の祖母と3年ぶりに対面しました 〈元の記事は2017/07/23〉 - 親二人、無事に見送りました

娘と私が、施設に入所している義母のお見舞いを終えると、帰る時は事務室に声をかけてから、玄関の自動ドアを開けてもらいます。(認知症の方が自分で出入りできないように)

その日受付にいたスタッフは、その施設で唯一、義母が入所した7年前からいる60代の女性でした。
長いお付き合いになっているので、ある時から突然ぱったり来なくなってしまった娘の事情も、簡単にお伝えしている方です。
私が一人で施設に行くと、いつも気にかけて娘のことを聞いてくれるんです。

そのスタッフさん、この日久しぶりに見る娘の姿に、驚いているというのか、半ば感動しているのが私にも伝わってきました。

娘に「いくつになったの?」と質問すると、「えっと、17歳です。」と、娘もよそ行きの声で答えています。

「前会った時はまだ小さかったものね〜!
まぁ、すっかりお姉さんっぽくなって、キレイになって!」
と何度も言っていただき、娘も「そうかなぁ?」と頭ポリポリ、みたいな光景が続き、
「またいらっしゃい!じゃないわね、またぜひ来てね!」
と見送っていただきました。

…ほとんど親せきのおばさん状態。^_^

その日、娘は久しぶりの外出なので、アイドルグループの夏のコンサートに向けて、細々と欲しいものがあるとのことで、途中、15時過ぎの遅いお昼ごはんを食べ、100均や日用品、お化粧品と二つのスーパーをはしごして買い物しました。

私はまだ義父の病院に行く用事が残っているのですが、買い物は結構な時間がかかってしまい、結局娘を自宅に送り届けたのがもう夕方5時過ぎでした。
それから入院中のおとうさんに洗ったパジャマを届けるため病院へと急ぎます。

おとうさんには、娘と一緒におかあさんのお見舞いしたことをあらかじめラインしておいたので、病室で私の顔を見るなり、
「おかあさんのところ、ありがとね〜。
で、〇〇ちゃんも行ってくれたの、どうだった?」
と聞いてきました。

朝起きていた娘に、私がおばあちゃんのお見舞いに一緒に行くか聞いた時は「わかんない」と言っていたのに、少ししたら私の顔を見て突然泣き始めたことから話し始めました。

ずっと行ってないから、行った方がいいけど、自分から行くと言う勇気もない、でも行かないともう会えないんだとわかっていて、困っていたんだろうな、ということ。

久しぶりにおばあちゃんに会ったら、多分びっくりするだろうけど、頑張って行くと決めたこと。

実際に施設に行ったら、部屋に入った途端また泣き始めてしまったこと。

おかあさんは、なんとなくこちらをわかっているような反応があって、それは娘も気づいたこと。

心の中でお別れのあいさつをした時も泣いていたこと。

最後におかあさんが目を開けてくれたこと。

おとうさんはうなずきながら、
「ほんとに、人一倍繊細な子なのに、よく頑張ってくれたねぇ。」
としみじみ、涙ぐみながら聞いてくれました。

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まさかおとうさんが涙を浮かべるとは思ってもいなかった私。
喜んでくれるだろうとは思っていましたが、娘は義父のお見舞いには来れていないので、もしかしたらそれを聞かれるかも、とすら思っていたのです。
なので、義父が娘の頑張りをここまで認めてくれるなんて、私にとっても本当に嬉しいし、ありがたいことでした。

この日は何だかいろんなことが起こり過ぎて、私自身が少し一人になりたかったのかな…。
義父のお見舞いの後は家に直行するのではなく、ホームセンターに行きました。

そして先ほどの娘との買い物で見つからなかった物を探し当て、娘にメールで写真を送りながら確認して、購入しました。

「私、エライ?」
と送信したら、
ハートの動画とともに、
「えらい!!」
と返信してくれましたよ (*´︶`*)♡

長〜い一日だったなぁ。

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