海野しぶきブログ 親二人、無事に見送りました

アルツハイマーでゆっくり逝った義母といろんな病気で慌てて逝った義父の介護備忘録

おとうさん、頼むからこれ以上病気を増やさないで〈元の記事は2017/10/18 〉

2017年10月、蜂窩織炎(ほうかしきえん)で4度目の入院をしていた義父です。

義父にとって今回の入院がこれまで3回の入院と大きく違うところは、長いこと施設で介護状態にあった義母が亡くなったので、心配がなくなった点。

まぁ、それは私にとっても同じなんですけど、私には2が1に減っただけですが、義父にとっては1が0になったのです。
100%、自分のことを考えていられるわけですよね。

入院して一週間経ち、熱も平熱になって落ち着いてきたので、お見舞いに行くと思いつく限りいろんなことを言ってきます。
私の顔を見るとホッとして、なんでも言いたくなるんですって。

それだけお話しできるほど回復した証拠なんですけどね。

病院で選挙の期日前投票ができるから、家から選挙のハガキを探して持って来てくれ、とか。

喪中ハガキに宛名印刷をしておいてくれ、とか。

おとうさんが立ち上げた地域の歌サークルを後任者にお願いするから、資料一式をその人の家に届けてくれ、とか。

あまりの真面目さというのか、「やらなければならない」と思ってしまうあたりが、わが夫や娘に受け継がれている部分なのかなぁ、と苦笑してしまうほどです。

しまいには、「市のがん検診の利用券があるのに、まだ行けてない。」と言い始めました。
「来年の2月まで使えるやつなんだけど。」
とか言ってます。

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おとうさん、覚えているのはすばらしいことだと思うのですが、入院している人が受けるものじゃありませんから。

この夏に心臓の病気と糖尿病が見つかって、蜂窩織炎もなかなか治らなくて、これだけいろいろ検査しているのに、何もわざわざ新しくガンを見つけなくてもいいではないですか。

80代半ばの人には胃がんの検査も大変なストレスですよ。

肺のレントゲンは入院中にもあっちの病院こっちの病院でも撮っていますし、何か写っていたらちゃんと教えてくれるでしょう。

健康で全然病院にも行かない人なら、市の検診は定期的に受けた方がいいと思いますが、これだけたくさん病気が見つかって、今年何度も入院している人がわざわざ新しく病気を見つけに行くことないですよ。

しかもおとうさん、これから心臓の手術が待ってるんですから。


…と説明しました。


私の心の声は、
「おとうさん、これ以上は勘弁してください!」
です。

そして、
「とりあえず早く帰らせてくれ〜〜。
もうバッグを持って立っているのに〜〜。」
ですね(^^;)


今思い返してみても、この頃までが、おとうさんがおとうさんらしくいられた、ギリギリだったような気がします。

当時現在進行形で書いていた記事を今回リライトし、病院で2時間半近くおしゃべりしても、まだ話し足りない様子だったおとうさんのことを、懐かしく思い出しました。