海野しぶきブログ 親二人、無事に見送りました

アルツハイマーでゆっくり逝った義母といろんな病気で慌てて逝った義父の介護備忘録

2018年8月14日。左目白内障手術して退院の予定が、転倒で歩行不能となり延期要請

前回、義父が白内障手術で入院した日、みんなからの注意を覚えていられず、ひとりでトイレに行って転倒した話の続きです。

転倒した日から日付けが変わったばかりの真夜中2時ごろ、義父から私にラインでメッセージが届いてました。

それがこちら。
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全く意味がわかりませんし、逆にどうやったらこの文字や空白が打てたんだろうというくらい、不思議なものに仕上がっています。


おとうさんは入院してすぐ転んでしまい、私に電話したあとは、長男にも意味不明のラインを送っていたそう。
その日の夜中には私に上のラインを送ってきて、朝になってからは夫にラインを送っています。

夫へのメッセージは、なんとなく意味が読み取れます。
それがこちら。

 

「帰宅してもトイレから全てが自分出下半身が駄目トイレほか気由良」


おそらく、退院後の生活に不安を抱いていたのでしょう。
転倒で腰を打ってしまったので、下半身に力が入らなくてトイレに困っているのかな、と推測しました。


その日、8月13日(月)の白内障手術は家族の立ち会いは必要ないと元々言われていたので、誰も病院には行かなかったのですが、私たち夫婦はブラザーズとの連絡や、地域包括支援センターの担当者さんとの連絡で大忙し。

まったくもってブラザーズが夏休み中だから対応できたことでした。

 

要支援1のおとうさんは、ショートステイができる施設とはどことも契約していません。
それに術後の目薬点眼が医療行為に当たるため、利用できる施設も限られているそうです。


担当者さんには、転倒のケガの程度がわからないうちは慌てずに、と言われたものの、おとうさんの混乱ぶりを考えると、明日自宅に戻ってひとり暮らしができるとは到底思えなくなってきた私…。

前の年まで義母がお世話になった施設の空室状況をそっとネットで確認しました。
1室空きがありましたが、先走らないでここでストップするよう、夫からブレーキがかけられました。


そして翌日8月14日(火)、左目の白内障手術を終え、退院のため私たち夫婦で病院に迎えに行ったところ、義父はベッドの上で体勢も変えられないほど背中に痛みがありました。

2日前に入院した時は、杖をついてヨボヨボとでしたが自分で歩いていた人が、立つこともできないのです。


眼科での診察も、病室から車いすに乗せて外来まで移動。
高齢者が術後に車いすを利用することはよくあることかもしれません。

でも、この状態で今退院と言われても、おとうさんを自宅にひとりで置いていけるわけがないと思い、眼科のドクターに交渉しました。

 

「入院時の転倒が原因で歩けなくなってしまい、自宅は全く介護用に準備がされていないので、次の検査の日8月16日まで退院を延期できないでしょうか。
それまでになんとか介護の準備をしたいんですけど。」

 

と、私は夫に相談もせずとっさに眼科の診察室で訴えました。


ドクターは、その場ですぐに病室の空室状況を調べてくれ、入院の延期と、整形外科での診察を手配。

「入院時の転倒ですので誠意を持って対応します。」

と言ってくれました。


私も夫も(目の前におとうさんはいましたが)、

「転倒の責任はこちらにあるという認識なので、そこは大丈夫です。
とにかくけがの治療もしてもらい、こちらに準備の時間をください。」

と伝えました。


ということで、とりあえず8月16日の眼科での診察までは入院できることになったのでした。


病室に戻ると、入院時にも対応してくれた若い看護師さんが、全く心配もなければ問題もないという雰囲気で、

「退院したらこのまま施設に入るっておとうさまが言ってましたけど、退院を延期するんですね?」

とにこやかに話しています。


私が、

「それは入院する時にお話しした通り、せん妄の妄想です。
おとうさんは要支援1で、施設とはどこも契約してないですし、自宅は全然介護ができる状態になってないので、今こちらも全く想定外のことにパニックなんです。」

と説明すると、看護師さんも相当驚いて顔色が変わってました。

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やっぱり、おとうさんはすごくちゃんと受け答えできるので、妄想だとはわからなかったんですって。

ナースコールが使えず転倒してしまったので、その後は肩のあたりに紐をつけられ、おとうさんが動いたら紐が外れてナースコールが鳴る仕組みになってましたけど、頭はしっかりしていると思われていたみたい。


おとうさんは、ベッドに横になるにも痛くて大変です。

手術が成功している目については全く言及せず、効果を感じているのかどうかもわかりません。


病室での食事の際は、瀬戸物の食器がうまく持てなくて落とし、割ってしまいました。
ところが落としたことにも気づかないようで、ひたすら口に食べ物を突っ込むような食べ方をしていました。

見かねた私が少し食事の介助をしたら、なんとパジャマが上下とも濡れています。
どうやらペットボトルの水がうまく飲めなかったみたいで、ベッドまでビッチョリ。
だいぶ前から濡れていたのに気づかないようでした。


再び看護師さんを呼び、シーツからパジャマから総取っ替えです。

この時にひとりではベッドから車椅子に移れないおとうさんを見て、退院後の生活は自宅では無理、と私も夫も悟ったのでした。


ということで、この続きは次回にしたいと思います。